白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

庶民の算術展

 

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庶民の算術展――世界がびっくり! 最強の謎解きパワー | EXPO 2005 AICHI,JAPAN

庶民の算術展――世界がびっくり! 最強の謎解きパワー
主催者メッセージ
江戸時代、日本では独自の数学「和算」が発展しました。和算は、幅広い庶民が知的興味に導かれるままに発展させた点が、大きな特徴です。「算額」は、数学の謎解きに挑戦して発見した「難問の解答」や「定理」を絵馬に描き、神社や寺に奉納したものです。岡山市郊外にある神社に掲げられている算額には、侍や少年に交じって日本髪の女性二人がそろばんを使って高次方程式を解いている様子が描かれています。各地に残る算額も、農民、大工、魚屋、16歳の少女、代官所勤めの武士など、様々な年齢、階層の人たちが掲げました。世界にも類を見ないこのユニークな文化を、ぜひ再発見してください。

事業概要
展示点数 算額約130点、他にそろばん、書籍等20~30点。
算額は現在、青森県から長崎県まで各地に約1000枚残っているのが確認されています。今回、日本各地から約130面の算額が名古屋に集まります。全国の算額が一堂に会するのは初めてのことです。また、和算は従来考えられていたよりはるかに水準が高く、西洋数学で有名な法則や解法が、いち早く和算で得られていたケースが少なくありません。例えば同位元素の発見でノーベル化学賞を受けた英国のフレデリック・ソディーが1936年に発表した「6球連鎖の定理」は実は、1822年、相州(現在の神奈川県)の寒川神社に掲げられた算額にすでに記されていたことが分かりました。この展示会ではそうした事例を実感してもらえます。

実施期日
2005年4月29日(金・祝)~2005年6月26日(日)

http://horibe.jp/New13F.HTM

 

 

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