白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

もっと知りたい尾形光琳 生涯と作品

 

もっと知りたい尾形光琳―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい尾形光琳―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

 

 

www.tokyo-bijutsu.co.jp

 

■本書は「もっと知りたいシリーズ」の琳派三部作(宗達光琳・抱一)の中の一冊です。天才・宗達の出現から半世紀後に生まれ、のちに琳派(RIMPA)として世界に知られる様式を定着・深化させた尾形光琳の波乱に富んだ59年の生涯と作品を紹介する美しい画集です。
■「燕子花屏風」「風神雷神図屏風」「紅白梅図屏風」をはじめとする名作を数多く掲載し、雅な美しさを贅沢に味わえます。あわせて、若い頃の狩野派の勉強ぶり、宗達を吸収し独自に発展させていく様子、雪舟・雪村の水墨世界との出会い、異なる才能をもって協力しあった弟・乾山のことなど、さまざまな角度から光琳の人間像と足跡に光をあてます。

 

目 次
〈はじめに〉光琳、流派名となる

序章 光琳京都に生まれる(1-34歳)
光琳の趣味--能

第一章 光琳画家となる(35-46歳)
宗達を学ぶ 1--修業期
【コラム】かきつばた
【コラム】伊勢物語デザイン

第二章 光琳江戸へ(47-51歳)
【コラム】光琳狩野派
【コラム】光琳の画稿と下絵
【コラム】福神
◆自然の捉え方 1--デザイン化
【特集】江戸在住期の収穫--鳥獣写生図にみる観察眼
【特集】江戸在住期の収穫--雪舟・雪村に惹かれる

第三章 光琳再び京都へ(52-59歳)
◆絵巻を参照する--1
◆絵巻を参照する--2
宗達を学ぶ 2--晩年期
【コラム】デザイン性と写実性の同居
◆自然の捉え方 2--観察
◆自然の捉え方 3--線より面
◆自然の捉え方 4--トリミング
【特集】多才な兄弟--光琳と乾山の合作を考える
【特集】豪華な調度品--扇面貼交手箱を見る
【特集】主題・技法・構図から--紅白梅図屏風を読む

終章 光琳を継ぐものたち
〈総論〉琳派をつなぐ《風神雷神図屏風》--宗達光琳、そして抱一へ

 

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