ここで差がつく 生活困窮者の相談支援: 経験を学びに変える「5つの問いかけ」
- 作者: 朝比奈ミカ,日置真世,一般社団法人社会的包摂サポートセンター
- 出版社/メーカー: 中央法規出版
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: 単行本
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┣■とかく難しく・人情論を訴えがちな『社会保障・福祉の相談』話ですが、Q&A形式とチェックシートを設けるなどして、とても分かりやすく解説されていますね。事例を5つ挙げて、それに対する支援者側の意見&実際に起ったエピソードを披露。現場の状況を率直に伝えることは大切です。【社会的包摂サポートセンター】ですか。なかなか分かってらっしゃいます。いいスタッフさんがいるのでありましょう。
┣■メディアは一方の受けた被害・苦情ばかりをオーバーに取り上げてしまいがちですが、メモをするなどしてよく見聞すれば、実は相手側にも話の筋が通ることが存在していることが結構あるものです。私はとにかく善悪問わずに“晒す"べきだと主張する人間ですが、「個人情報」云々が壁となり、一刻も早く改善しなければならない事象を延命させてしまっているのが現状です。民法・刑法って加害者側の味方なのかと思ってしまう・・・ (苦)。
┗■今後65歳以上の独居老人が【東京】だけで100万世帯とも見積もられておりますが、老若男女問わず『生活困窮者の救済ライン』を明確にして・広く告知することが急務だと私は考えます。「甘えを許さず、辛抱をさせず」。そのラインが大事です。