内容紹介
■■重版出来! ! ■■
「最後の浮世絵師」とも称される月岡芳年(つきおか・よしとし、1839-1892)。「江戸」に生まれ「東京」で歿した芳年は、幕末から明治期という未曾有の大転換期に、絵師としてどのように向き合ったのか。残された資料や作品の精緻な博捜に基づき、客観的かつ立体的に芳年の生涯と画業を描き出す、芳年論の決定版!内容(「BOOK」データベースより)
滅びゆく浮世絵の歴史の掉尾に位置し、今なお鮮烈な印象を与え続ける月岡芳年(一八三九‐一八九二)。三十歳で明治維新に立ち会った絵師は、激動の時代を直視し、変転する「浮世」をリアルに描ききった―。報道、伝記・回顧録などの資料を博捜し、作品主題と構図に緻密な分析を加えることで、血肉を備えた一人の浮世絵師の人物像を浮かび上がらせる。
著者について
大阪市立大学大学院文学研究科教授。学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(哲学)。主な著書に『浮世絵版画の十九世紀―風景の時間、歴史の空間』(ブリュッケ、2009年)。共著に『月岡芳年 和漢百物語 (謎解き浮世絵叢書)』(二玄社 、2011年)、『激動期の美術―幕末・明治の画家たち 続』(ペリカン社、2008年)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
菅原/真弓
学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(哲学)(学習院大学)。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)