白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

<宗教>の核心―西田幾多郎と鈴木大拙に学ぶ

※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

www.kinokuniya.co.jp

 

出版社内容情報
西田と大拙の交流や主たる思想に触れつつ、個たる自己は絶対自由である他者とどう共生すべきかという今日的な課題への可能性に迫る。

内容説明
仏教的かつ歴史的・人格的な宗教哲学を展開しようとした西田幾多郎、禅と真宗を日本的霊性の展開として捉え、真空妙用・還相回向にその本質を見た鈴木大拙。両者の交流や思想をたどりつつ、自由や共生など、今日的な課題への可能性を探る。

 

目次
序章 寸心と大拙の心の交流について(若い頃の寸心と大拙の交流;寸心の参禅と大拙の影響 ほか)
第1章 鈴木大拙の宗教思想(禅と浄土―大拙の仏教観に学ぶ;大拙の「自由」論)
第2章 西田幾多郎宗教哲学(寸心の真宗;寸心の禅思想―逆対応即平常底の宗教哲学
第3章 仏教から西田哲学へ(現代社会の課題;共生ということ ほか)
付章 私の師・秋月龍〓(みん)の宗教思想について(「初めに大悲ありき」;「即今・此処・自己」の真実 ほか)

 

著者等紹介
竹村牧男[タケムラマキオ]
1948年東京生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。文化庁宗務課専門職員、三重大学助教授、筑波大学教授、東洋大学教授を経て、現在、東洋大学学長。専攻は仏教学・宗教哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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