白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

哲学者クロサキの哲学する骨董

 

哲学者クロサキの哲学する骨董

哲学者クロサキの哲学する骨董

  • 作者:黒崎政男
  • 発売日: 2012/04/13
  • メディア: 単行本
 

www.kinokuniya.co.jp

出版社内容情報
中国・日本の古陶磁から仏像、浮世絵、中世写本、蓄音機などオーディオまで、自身の骨董蒐集を通して時代を超える美があるのかを考察

哲学者クロサキ」の愛称で、古典的な西洋哲学からインターネット、人工知能まで、様々な問題を哲学的に読み解いてきた著者が、『なごみ』2010年1月号から12月号までの連載「哲学者クロサキの美解析」をもとに、インターネットをはじめとするデジタル・テクノロジーのもとでの骨董や音楽について、「ニセモノとは何か」「目利きは本当にいるのか」「時代を超える永遠の美があるのか」などを考察する哲学的エッセイ。注目のオーディオ論も所収。著者のコレクションをカラー写真で掲載。

 

【著者紹介】
哲学者

内容説明
時間を超える「不滅の美」なんて、本当にあるのか。テツガクすれば骨董の真贋がかわる!?

 

目次
第1章 骨董と美―時代を超える“美”とは(仏像は美しい?;骨董部屋の神様;美の発掘者;眼力を賭す;桃山の志野と昭和の嶺男)
第2章 骨董と複製―ホンモノとニセモノ(ホンモノからオーラが消えた日;魯山人とカツラと琳派;オリジナルはどこにあるのか?;ニセモノと雑草;骨頭の迷宮;哲学者クロサギ 骨頭の迷宮を案内する)
第3章 インターネット時代の骨董―一期一会の喪失(インターネットの有り難さ;骨董をネットオークションする;インターネットと書籍 書籍の電子化で何が消えるか?;デジタル時代におけるモノクロ写真の復権
第4章 骨董テクノロジー―用途から解放された美(骨董が生まれるとき―骨董テクノロジー;オーディオ―音の缶詰からデジタルファイルへ;グレン・グールドの幽霊;価値感の骨董化―バッハ・ヒエラルキーの崩壊;書物という“複製”技術)

 

著者等紹介
黒崎政男クロサキマサオ]
哲学者。東京女子大学教授。1954年仙台市生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程満期修了。専門はカント哲学。人工知能、電子メディア、カオス、生命倫理など現代的諸問題を哲学の角度から解明する。NHKBS2「熱中時間~忙中“趣味”あり~」(2002‐10年)で趣味を多様に論じ、同教育テレビ「サイエンスZERO」では2003年からレギュラーコメンテーターを務めるなど、TV、新聞、雑誌など幅広いメディアで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

 

 

 

 

 

 

 

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