内容説明
大著『シンボル形式の哲学』から25年、アメリカに在って新しい知的刺激を得ながら、その成果をとり入れて本書は書かれた。学説の長々しい議論を避け、心理学、存在論、認識論の問題を明瞭簡潔に論じ、神話と宗教、言語と芸術、科学と歴史を俎上にのせて、自己解放の過程としての人間文化を総合的に分析する。
目次
第1部 人間とは何か(人間の、自己自身の認識における危機;人間性への鍵―シンボル(象徴)
動物的反応から人間の反応へ ほか)
第2部 人間と文化(人間文化による人間の定義;神話と宗教;言語 ほか)
出版社内容情報
大著『シンボル形式の哲学』から25年,アメリカに在って新しい知的刺激を得ながらその成果を取り入れて本書は書かれた.学説の長々しい議論を避け,明瞭簡潔な表現で,心理学,存在論,認識論の問題を論じ,神話と宗教,言語と芸術,科学と歴史を俎上にのせて,自己解放の過程としての人間文化を総合的に分析する.(解説=野家啓一)