白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

歴史家たちのユートピアへ 国際歴史学会議の百年

 

歴史家たちのユートピアへ―国際歴史学会議の百年 (世界史の鏡)

歴史家たちのユートピアへ―国際歴史学会議の百年 (世界史の鏡)

 

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目次
第1章 シドニーの風景二〇〇五年
第2章 創設者たちの希望
第3章 常設される「会議」
第4章 復活への努力
第5章 冷戦と世界一九六〇~二〇〇〇年
第6章 方法と戦略一九六〇~二〇〇五年
おわりに―世界史の鏡に映して

 

著者等紹介
樺山紘一[カバヤマコウイチ]
1941年東京生まれ。1965年東京大学文学部西洋史学科卒業。京都大学人文科学研究所助手、東京大学文学部助教授、同教授を経て、2001年より国立西洋美術館長。2005年より印刷博物館館長。現在、東京大学名誉教授、国際歴史学会議副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

 

出版社内容情報
『図書新聞』2007.11.24(No.2847)書評より
国際歴史学会議とは、世界中の歴史家を集めた学術集団のことを指す。その出発は1898年に遡り、歴史学をつうじての学問的協調が初発の理念として掲げられた。.........略..........本書で興味深いのは、会議の大会開催地と、そこで提出された特有の問題との関連性である。........略........本書にあるとおり、歴史学は宿命的に、政治とのきわどい接点をもたざるをえない。........略.........しかし、史実を究明する学問としての歴史学の可能性に賭けることこそ、歴史家がもとめるユートピアの成立根拠ではないのか―こうした著者の問いは、会議の可能性への問いでもあったといえる。.........略.........本書は、シリーズ「世界史の鏡」の巻頭を飾る一書である。「現場の歴史家たちが、それぞれの素材をとおして語る、新しい世界史のこころみ」がシリーズのテーマである。21世紀の世界史百科をめざすシリーズのスタートにふさわしい、歴史と歴史学をめぐるイントロダクション的意味をもつ一書である。

 

 

 

 

 

 

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