白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

誰も知らぬ 太宰治女性小説セレクション

 

太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ (太宰治女性小説セレクション)

太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ (太宰治女性小説セレクション)

 

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ダザイが、女性に向けて書いた作品たち―― 「誰も知らぬ」「恥」といった女性語りの作品や、 心中事件をモチーフにした「雌に就いて」など、 『若草』『婦人画報』といった女性雑誌に掲載された19作品を掲載。

 

目次 本文より

雌に就いて/
喝采/
あさましきもの/
燈籠/
I can speak/
葉桜と魔笛/
ア、秋/
おしやれ童子/
美しい兄たち/
老ハイデルベルヒ/
誰も知らぬ./
乞食学生/
ろまん燈籠/
令嬢アユ/
恥/
十二月八日/
律子と貞子/
雪の夜の話/
貨幣/

解説 井原あや

 

著者紹介
太宰治【著者】
1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

 

井原あや【編集】
大妻女子大学ほか非常勤講師。専門は日本近代文学。主な著書・論文に『〈スキャンダラスな女〉を欲望する 文学・女性週刊誌・ジェンダー』(青弓社、2015)、「戦時下の朗読文学――作家・メディア・投稿」(内海紀子・小澤純・平浩一編『太宰治と戦争』ひつじ書房、2019)など。

 

 

 

 

 

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