内容紹介
「明治150年」記念出版!
文明開化の機運あふれる「明治の東京風景」を透徹とした眼差しで描いた夭折の絵師・井上安治の初作品集。わずか26歳で没した井上安治が描く「東京」を題材にした作品約190点を掲載。代表シリーズ『東京真画名所図解』全134点をはじめ、“江戸"から“東京"へと変わりつつある風景を丹念に追った大判作品・三枚続作品も掲載し、その作品世界をじっくりと鑑賞できる1冊です。著者について
元治元(1864)年浅草並木町に生まれる。本名・安次郎
明治11(1878)年小林清親の門下となる。
明治13(1880)年《浅草橋夕景》《新吉原夜桜景》といった大判作品でデビュー。
明治14(1881)年師である清親の仕事を受け継ぐ形で、ハガキ判浮世絵『東京真画名所図解』の刊行を始める。
明治17(1884)年「探景」の号を使い始める。
明治22(1889)年9月14日26歳で死去
「明治150年」にあたる本年の記念出版として、文明開化の機運あふれる「明治の東京風景」を透徹した眼差しで描いた夭折の画家・井上安治の初作品集を刊行。
代表的シリーズ『東京真画名所図解』全134点や、処女作からの大判作品、晩年にかけて数多く手掛けた三枚続作品など、わずか26歳で没した安治のほぼ全貌を見せる優品185点を掲載。
A4変型横長判(220×297mm)・天綴じ・200頁・並装・カバー付
ISBN 978-4-87242-459-1