内容紹介
〈「唐物」と「高麗物」の茶碗がわかる! 〉〈新進気鋭の筆者による"新しい" 茶道教養講座」全16巻。第13回配本〉 茶碗や茶入といった茶会のなかでも中心的な道具は、陶磁器が主体を占めます。なかでも茶碗は、亭主と客の間を行き来する ものとして、多くの茶人たちの心をとらえ、特に中国や朝鮮半島よりもたらされたものは、唐物や高麗物などと呼ばれ、珍重 されてきました。本書では、茶碗を種類別にとらえながら、茶道具における唐物、高麗物の歴史的な流れを見ていきます。 【「唐物」「高麗物」と呼ばれて茶の湯に親しい中国と朝鮮半島の陶磁器について、茶碗を種類別にとらえながら、歴史的な流れを考察。】
内容(「BOOK」データベースより)
喫茶文化がもたらされた平安時代から、中国と朝鮮半島で焼かれた陶磁器は、日本人の美意識・価値観の変化とともに、賞玩され続けてきました。本書では中国・朝鮮の陶磁史の流れを追い、唐物・高麗茶碗の特徴を、名品の実例ごとに詳述します。茶碗を通して日本人の感性の軌跡が、あきらかになります。
著者について
京都国立博物館学芸部工芸室研究員
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
降矢/哲男
1977年山梨県生まれ、九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学。現在は京都国立博物館研究員。専門は陶磁史、中世考古学、日本文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)