白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

そこにあった江戸 幕末明治寫真圖會

 

そこにあった江戸

そこにあった江戸

 

内容紹介

今、日本人に見てほしい本、新しい古写真集。
源泉は日本人の心にあった。
ベアトが、スティルフリードが、写真機を手に心奪われた、凜とした日本の姿が此処にある。

開国まもない日本を訪れた外国人写真家たちは、居住や移動制限もあり、交通の便も整わず土地勘もない中で、横浜を拠点に驚くほど精力的に日本列島を縦断していった。
その原動力となったのは、目の前に広がる奇蹟のような自然の美しさ、心優しい人々の様子への感動であったろう。
自然との調和を保ち慎ましく暮らす人々の姿がそこにあり、江戸の香りが残る町の姿、市井の人々の表情や風物を、写真家たちは夢中になって撮り収めた。
本書では、その才能が後世にまで伝わり、日本にも大きな影響を与えたイギリス人写真家ベアト(Felice Beato、1832-1909)と、オーストリア人のスティルフリード(Baron Raimund von Stillfried、1839-1911)の貴重な作品を中心に、古写真コレクターの上條真埜介が四半世紀にわたり蒐集してきた厖大なコレクションの中から約388点を厳選し、一冊にまとめた。
ビンテージプリントやガラス乾板の美しさ、ステレオ写真群に映り込んだ人々のリアルな様子が、町や自然が、A4判の紙面で存分に堪能できる。通常よく見られる資料本としての作りでは、1ページにたくさん詰め込む解説図版的な見せ方が多く、1点1点の隅々に写る、思わぬ見所が見えづらく、個々の美しさを鑑賞できるものではなかった。
今回は美術印刷の技術を駆使し、大判の判型でゆったりと写真を配置し、興味深い隅々をしっかりと堪能することができる。
世界的にも眼にする機会のなかった貴重な写真群がずらりと並ぶ、驚きの写真集である。

内容(「BOOK」データベースより)

ベアトが、スティルフリードが、写真機を手に心奪われた、凛とした日本の姿が此処にある。幕末から明治初期の古写真集、決定版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上條/真埜介
AAD建築企画株式会社代表、イマジンネット画廊主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

┣・「ムック本」として既に多数出版されていたりしますが、その愛蔵版とでもいうか、写真中心な大型本ですね。少しは見たことがない写真もあるかもしれないと借りてみた次第です。(^^ゞ 

┣・小綺麗な顔ばかりしか映さない昨今のメディアばかり眺めている人には、強烈な印象を与えることでしょう。これが“日本人の根っこ”なのだということを知っておくことも大事だと私は思います。(笑)

 

 

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