白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

図録 古武雄 -ふるさと大地の記憶 人間国宝・中島宏寄贈

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saga-museum.jp

人間国宝 中島宏氏寄贈「古武雄」展を開催

寄贈記念特別企画展

「人間国宝中島宏氏寄贈 だけ ―ふるさと大地の記憶-」

開催趣旨
 ここ佐賀、長崎にまたがる肥前地方では、陶工たちが適した土を求め大地を掘り、さまざまな陶磁器を生み出してきました。また、豊かな山林資源の恩恵もあり、主に松の木を燃料として、高い温度で強固な陶磁器を焼成することが可能でした。現在でも草木の灰は陶磁器を覆う釉薬に利用されるなど、天然資源をもって、あじわいのある多彩な陶磁器の世界が展開しています。

青磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)であった故 中島宏氏は、自分自身の作陶に精進するとともに、肥前地域の陶磁器の研究と収集を行われました。とりわけ、生まれ育った武雄市弓野地区をはじめ、武雄地域の陶器収集には、ひとかたならぬ熱意と愛情をもってとりくまれ、その収集品を、古い武雄焼:「だけ」として、図録の刊行や展覧会で発表されてきました。

 このたび、中島宏氏から、多くの古武雄が佐賀県立九州陶磁文化館に寄贈されたことを記念し、郷土の土と炎が生み出した力強い造形の世界を堪能いただくため、その収集品の中から選りすぐりの逸品を展示します。

 

主催       佐賀県立九州陶磁文化館

後援    朝日新聞社、佐賀新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、サガテレビ、NHK佐賀放送局
      NBCラジオ佐賀、エフエム佐賀

会場     佐賀県立九州陶磁文化館 第123展示室
       佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1

会期     平成30106日(土曜日)~1125日(日曜日)
       月曜休館(108日(月曜日・祝日)開館)

開館時間  午前9時~午後5

観覧料 大人 600円(500円) 大学生 300円(200円)
      高校生以下及び障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
      ※( )内は20名以上の団体料金(幕末維新記念館、リアル弘道館、葉隠みらい館の3館の
        チケット半券・フリーパス提示で団体料金適用)

展示構成 
プロローグ 中島宏氏と古武雄コレクション

第一章「躍動」-迫力ある大皿の名品たち
・古武雄大皿の世界

第二章「大地を描く」-松絵の甕など、鉄絵と緑彩による雄渾な装飾
・松絵の変遷 甕の形の変化

第三章「白妙しろたえ」-刷毛や筆を用いた白い文様の世界
・刷毛の妙技 

第四章「律動りつどうと飛翔」-印判を表面に押してあらわされる象嵌文様
・三島の流行(三島と茶道具) 象嵌の鶴文様

第五章「いろどり」-緑と褐色のうわぐすりが織り成す佳麗
薄端うすばたの花生 ・文字入徳利

 



 

 

 

 

 

 

 

 

prtimes.jp

佐賀県立九州陶磁文化館では、青磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)であった故 中島宏氏から多くの古武雄(こだけお)が寄贈されたことを記念し、「中島ブルー」と呼ばれる唯一無二の青を生んだ中島宏氏の審美眼で収集した圧巻のコレクション600点以上の古武雄の収集品の中から選りすぐりの逸品を展示する特別企画展を、2018年10月6日(土曜日)から11月25日(日曜日)まで開催します。

 佐賀・長崎にまたがる肥前地方(唐津市・伊万里市・武雄市・嬉野市・有田町・佐世保市・平戸市・波佐見町)は、400年以上前から陶工たちがさまざまな陶磁器を生み出してきた日本磁器のふるさととして、日本遺産に認定されています。

青磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)であった故 中島宏氏は、自分自身の作陶に精進するとともに、生涯をかけて肥前地域の陶磁器の研究と収集を行いました。とりわけ、生まれ育った佐賀県武雄市弓野地区をはじめ、武雄地域の陶器収集に、ひとかたならぬ熱意と愛情をもってとりくみました。その収集品を、古い武雄焼:「古武雄」として、図録の刊行や展覧会で発表し、再評価に貢献しました。

郷土の土と炎が生み出した力強い造形の世界をご堪能ください。

 

  • 寄贈記念特別企画展「人間国宝  中島宏氏寄贈 古武雄 ―ふるさと大地の記憶― 」概要


(1)会期:2018年10月6日(土)~11月25日(日)(45日間)9時~17時(月曜休館・10月8日は開館)
(2)開会式:10月5日(金曜日)午後3時から
(3)主催: 佐賀県立九州陶磁文化館
(4)後援:   朝日新聞社、佐賀新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、サガテレビ、NHK佐賀放送局、NBCラジオ佐賀、エフエム佐賀
(5)会場: 佐賀県立九州陶磁文化館 第1~第3展示室(佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1)
(6)観覧料:大人600円(500円)、大学生300円(200円)高校生以下及び障害者手帳等お持ちの方とその介護者の方は無料 ※( )内は20名以上の団体料金(幕末維新記念館、リアル弘道館、葉隠みらい館のチケット半券・フリーパス提示で団体料金適用)
(7)出品件数:175件175点(予定)(うち佐賀県重要文化財 1点)

 

  • 展示構成


プロローグ 中島宏氏と古武雄コレクション
第一章 「躍動」 -迫力ある大皿の名品たち―
第二章 「大地を描く」 -松絵の甕など鉄絵と緑彩による雄渾な装飾ー
第三章 「白妙(しろたえ)」-刷毛や筆を用いた白い文様の世界ー
第四章 「律動(りつどう)と飛翔」 -印判を表面に押してあらわされる象嵌文様ー
第五章 「彩(いろどり)」-緑と褐色の釉(うわぐすり)が織り成す佳麗ー

 

  • 関連イベント(7件)


(1)表千家教授会による呈茶
日時:10月7日(日曜日) 12時45分~14時 ※茶菓がなくなり次第終了。
会場:佐賀県立九州陶磁文化館 研修室 呈茶代:無料 主催:表千家教授会

(2) 記念講演会 「中島宏氏寄贈 古武雄-ふるさと大地の記憶-」
日時:10月13日(土曜日)[開場]13時 [開演]13時30分 [終了予定]15時
会場:佐賀県立九州陶磁文化館 講堂 講師:東中川忠美氏(元佐賀県立名護屋城博物館長)
参加費:無料

(3) 記念コンサート 「マリンバ アンサンブルコンサート」
日時:10月20日(土曜日) [開場]13時 [開演]13時30分
会場:佐賀県立九州陶磁文化館 講堂 演奏:香椎愛子(プロマリンバ奏者)他
参加費:無料

(4) 国際学芸員サミット2018 世界の学芸員が語る 有田焼 佐賀の魅力
日時:10月27日(土曜日) [開場]13時30分 [開演]14時 [終了予定]16時30分
会場:佐賀県立九州陶磁文化館 講堂
参加費:無料
主催:佐賀県文化課

(5) ギャラリートーク館長デー
日時:11月3日(土曜日・祝日) 14時から1時間程度 ※申込不要 観覧料が必要です

(6) 記念コンサート「オカリナ演奏会・体験会」
日時:11月10日(土曜日)
[第1部]10時30分から演奏会(約20分)、体験会(約30分)
[第2部]14時から(第1部と同じ内容です)
体験会定員:各部20名 ※体験頂いたオカリナはお持ち帰りいただけます
会場:佐賀県立九州陶磁文化館 エントランスホール・研修室 体験会参加費:500円
演奏:山の音楽家シャナ

(7)学芸員によるギャラリートーク
日時:10月6日(土曜日)、10月14日(日曜日)、10月21日(日曜日)、10月28日(日曜日)、11月11日(日曜日)、11月17日(土曜日)、11月24日(土曜日)各日14時から1時間程度 ※申込不要 観覧料が必要です

 

 

www.takeo-kk.net

 

┣・展示/構成をそのまま1冊にまとめたもののようです。『古唐津』ならびに『素焼き』に興味があり、本書を入手してみました。(^_^) かなり力の入ったものです。プレミアが付きそう。(笑)

 

 

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