白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

動物の権利入門 わが子を救うか、犬を救うか

 

動物の権利入門: わが子を救うか、犬を救うか

動物の権利入門: わが子を救うか、犬を救うか

 

books.rakuten.co.jp

内容紹介

産業用の動物を閉じ込めるケージを大きくする、殺害方法を洗煉化して苦痛を少なくするなどの動物福祉改革は、動物を人間の手段、モノとされる境遇から解き放つことにはならない。動物福祉は人間による動物利用そのものは認めた上で、動物の味わう「不必要」な苦しみを緩和・削減する措置でしかない。どれほど「人道的」に扱われようとも動物たちが日々受ける仕打ちは拷問でしかない。必要なのは動物搾取の廃絶である。
これまで動物福祉の理論は数多く示されてきたが、本質的な動物の権利を問う文献はなかった。本書は、米ラトガース大学法学院教授で動物の権利運動に決定的影響を与えてきた著者の代表作の邦訳である。

著者について

ゲイリー・L・フランシオン(Gary L. Francione)
ラトガース大学法学院(ニュージャージー州ニューアーク)の法学・哲学特別教授。アメリカの法学部で初めて動物の権利論を講義し、以来、25年以上にわたり動物の権利論と法学の授業を行なう。同僚のアンナ・チャールトンとともに、ラトガース大学・動物の権利法律相談所を設立・運営し(1990~2000年)、その後も「人間の権利と動物の権利」「動物の権利と法律」といった授業・演習を担当する。Animals, Property, and the Law (1995)など著書多数。

┣■差し込まれた写真にインパクトを受け、本文も至極真面目に語られているようだったので手に取ってみた次第です。
┣■「馬の多くは処分されている」ってことに、どれだけの「競馬ファン」は実感/気付いているのでしょうか? 用が済めばどんなに名馬だとしても生き残れるのは“ほんのひと握り”だったりします。【米国】でも同様なことが行われているはずですが、彼らは日本へ渡ってきた・かつての名馬(種牡馬、用済み)の処遇を知って猛抗議したりしてましたね。(苦笑)
┣■まあハッキリ申して先進国や新興国は“食べ過ぎ”なんですよ。今日、私など神棚にお供えした “ひと握り” の「白米」と「お塩」だけだったりします。休肝日?胃を休める意味でも本来であれば、腹が減った時にだけ食べられればいいのではないでしょうか? 食事は規則正しく? 内蔵は機械時計じゃないんだよ。誰が定めたの、そんな法則。(^_^;)

 

f:id:jnsk_jojo:20180522012704j:plain

f:id:jnsk_jojo:20180522012714j:plain