市松人形や御所人形などのさまざまな人形と雛人形・五月人形・羽子板について,老舗吉徳のあまたの所蔵品から江戸時代の資料を中心に図で示し図版解説とともに人形の歴史がわかるよう解説。
┣■本文には表紙にあるような鮮やかな人形の写真は一切掲載されておらず「図・版画」ばかりです。(^_^;) 一瞬“やられた”とガッカリしましたが、読み進めてみるとこれがなかなか面白いです。民俗史に興味がある私には打って付けの資料本でした。まさしく「人形史」そのものを当時の資料から語り・紹介してくれている良書です。*お薦め*
┗■当時の人々がどのように「人形遊び」をしていたか。人形に思いを託していたかがよく伝わってきます。版画ですがまさに「百聞は一見にしかず」ですね。ますます「人形道」に興味が持てました。(^_^)