白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

河鍋暁斎・暁翠伝 先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄

※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

河鍋暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─

河鍋暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─

 

 

内容紹介

「画鬼」暁斎の多才ぶりがよくわかる! 河鍋家伝来のコレクションが集結。

幕末明治のスター絵師、河鍋暁斎の人と作品、一挙公開! ジョサイア・コンドルの師でもある絵師の作品を、娘・暁翠の作品とともに200点以上カラーで紹介する。

内容(「BOOK」データベースより)

父娘二代、最大級のコレクション全210点一挙公開!

著者について

●河鍋 楠美:財)河鍋暁斎記念美術館理事長・館長。蕨眼科院長・東京大学医学部医学博士。河鍋暁斎の曾孫。1977年11月3日、自宅を改装して、河鍋家に伝わる画稿・下絵類を中心に暁斎とその一門の作品を収蔵・展示する河鍋暁斎記念美術館を開館。狩野博幸との共著『反骨の画家 河鍋暁斎』2010年新潮社刊がある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

河鍋/楠美
(公財)河鍋暁斎記念美術館理事長・館長。蕨眼科院長・東京大学医学部医学博士。河鍋暁斎の曾孫。1977年11月3日、自宅を改装して、河鍋家に伝わる画稿・下絵類を中心に暁斎とその一門の作品を収蔵・展示する河鍋暁斎記念美術館を開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

www.fujibi.or.jp

河鍋家伝来・河鍋暁斎記念美術館所蔵

暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─
The Kawanabe Kyosai Memorial Museum Ancestral Collection: Kyosai and Kyosui - The Soul of the Artist as Pioneered by Father and Daughter -
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 近年人気を集め、話題の展覧会も次々開催されている河鍋暁斎。本展では幕末から明治前半の画壇において、狩野派絵師として、また様々な画派を貪欲に学びながら幅広い作風と領域で活躍した暁斎と、その長女で、柔らかで色彩豊かな美人画や小児図を得意とし、時には父・暁斎と同様の勇壮な、あるいはユーモラスな作品をも描いた女流画家・暁翠に焦点を当てます。

 河鍋家には暁斎の非凡な技量をうかがわせる3000枚を超える貴重な下絵を始め、江戸末期から「伝」来している作品・資料が多く残っています。暁斎の曾孫である河鍋楠美氏が河鍋暁斎記念美術館を設立して以来、研究の進展とともに暁斎の多彩な画業の有り様があきらかになってきました。本展は暁斎暁斎たらしめた「伝」説的なエピソードとともに、本画や浮世絵、挿絵や能・狂言画、席画などこれまで部分的に紹介されてきた暁斎を改めて総合的に展望し、娘・暁翠に受け継がれ伝えられたその画業の「伝」承までを網羅していきます。

 絵師・暁斎は伝統的な狩野派修業を自らのものとしながら、新しい画法や表現、主題にも積極的に取り組んでいく先取の気風に溢れていました。弟子にイギリスの建築家コンドルがいたことも有名ですが、暁斎の絵師としての活発で先駆的な活動が同時代に海外で一躍有名になった一つの要因でしょう。娘・暁翠が初期の女子美術教育に携わっていたことも暁斎の多方面での活動と通じる部分があるようにも思えます。本展の最後には、「現代に『伝』えられる暁斎」としてエピローグを設けます。暁斎が創造した多彩な作品は現代の私たちや子どもたちに豊かなインスピレーションを与えてくれます。実際に1993年に大英博物館で開催された暁斎展の折に子どもたちがワークショップで制作した作品の記録などの紹介も含め、暁斎から暁翠、河鍋家に受け継がれ、そして近年再認識され伝えられている暁斎の魅力を幅広くご紹介します。



※展示替5月14日(月)[前期4月1日(日)〜5月13日(日)/後期5月15日(火)〜6月24日(日)]


※本展は日本語と英語でご鑑賞いただくことができます。-Bilingual (Japanese/English) Exhibition-

mainichigahakken.net

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