白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

私にとってオウムとは何だったのか

 

私にとってオウムとは何だったのか

私にとってオウムとは何だったのか

 

内容(「BOOK」データベースより)

本書では、教団幹部として様々な事件に関わった早川紀代秀被告が、幼い頃の生い立ちから自らを振り返り、麻原彰晃オウム真理教との関係を、慙愧の念を持ってとらえ返している。また宗教学者川村邦光は、日本宗教史から宗教弾圧と宗教的テロリズムを概観し、オウム真理教およびその事件を、早川被告に焦点を絞って論じている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

早川/紀代秀
1949年兵庫県生まれ。神戸大学農学部卒。大阪府立大学大学院緑地計画工学コース修士課程修了後、大手建設会社勤務を経て、86年に「オウム神仙の会」(後にオウム真理教に改称)に入会。95年に逮捕。第1、2審で死刑判決を受け、現在上告中 

川村/邦光
1950年福島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。東北大学文学部卒。専門は宗教学、近代文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

┣■今年2018年3月、オウム死刑囚が“異例”の全国各地の拘置所へ分配・同日に大規模移送された(麻原彰晃こと松本智津夫と他6名は東京拘置所に残留)。元幹部達の「死刑執行」が近いことが予想されている。多くのことを晒け出して語る者、沈黙を守り続ける者と様々だ。

┗■【国】そして日本国民の多くは「死刑執行」を望んでいると思われるが、『2020東京五輪』開催が目前に迫る時に、果たして「集団処刑」に近い行いを世界へ向けて実行できるのか否か。別の意味で【日本】という国の「国際協調性」または「独立国家」としての立場が表明されることになるのかもしれない・・・ 

 

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