日々の暮らしの中で,テレビや新聞などの天気予報に接していない人はいないだろう。
天気予報は,世界から集められた観測データをもとに,スーパーコンピューターを駆使して計算する「数値予報」が土台になっている。その結果をもとに,気象庁の予報官や,民間の予報士によって精度をさらに高められた情報が,私たちに天気予報として届けられているのだ。
このようにコンピューターや予報官・予報士が行う一連の予報作業の過程では,大気の変化をいったいどのようにとらえ,予想しているのだろうか? そもそも天気は,どのような原理で変化するのだろうか? また,天気予報がはずれることがあるのは,どこにむずかしさがあるからなのだろうか?
日常生活と切っても切れない「天気予報の科学」を紹介しよう。総ページ数:34ページ