白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2017年 3/14 号 ポピュリスト大研究

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Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2017年 3/14 号 [ポピュリスト大研究]
 

┣■すっかり“ポピュ”という響きがあちらこちらから聞かれるようになりましたけれども、その内側に秘めたる思いは「損したくない」という資本主義社会の厭らしい一面なのだと私は考えます。どこの先進国でも『共同体』は瓦解してしまったようです。「運命共同体」だなんて言葉は昔はよく聞かれたかと記憶しますが、すっかり「死語」と化してしまわれました・・・ 。(悲)

┣■以前に本誌でも割と大きく取り上げられた『多剤耐性菌』に感染する小児患者が増加中!なる、縦2分の1頁程の記事が気になりました。必要以上の抗生物質を与えられている内に、病原菌がパワーアップしていることを述べたいわけですが、確かにこれはよくよく考えると、“とてつもなく怖い” 話です。主にアフリカの方で問題視されているとのことですが、抗生物質に耐性を持つ細菌に感染した者がフラッと入国したらと思うと、身の毛が寒くなりますね。【航空・航海】の両業界に於いて、出入りチェックはもう少し万全に・強化されるべきだと言えると思いますね。

┣■特集記事『ポピュリスト大研究』は「正しく理解せよ」と見出しが打たれているように欧州を中心に各国の事情を一覧形式で垣間見ることが出来ます。トランプ氏はファシストか?/個人の利益を優先させる非ファシスト的な一面もあるという指摘には深く頷けますね。(笑)

┣■『中国の駅には詐欺師がいっぱい』という大きなイラストが掲載されたコラムがありますが、これで思い出すのが奨学金苦学生を騙した詐欺 → 女学生自殺事件ですね。・・・ TVで大きく報道されたのでメモに残していたかと思いましたが無かったです。(悲) 中国山間部の貧しい村の女学生が一生懸命に勉強をして得られた奨学金を増やそうと安易な勧誘に乗ってしまい、指定口座に振込み・トンズラされた。ショックの余りに身を投じてしまった悲しいお話です。これは昔の・今の日本にもシッカリと根を張り続けられている悪事なわけで、両国通じて撲滅すべき課題かと思うのですが、いつになったら協力姿勢を持てるのか。残念ながら今の布陣では期待薄もいいところです。*バカヤロウ*

┗■『ギリシャの困窮が止まらない』。NHKで昨年2016年このことを大きく取り上げておりましたが、経済ばかりを気にする【日本】ではほぼ触れられることはなく【EU】離脱を叫ぶ【英国】中心の報道ばかり。ジャーナリズムというか、単なる広告デザイナーみたいな感じかな。*辞めちまえばいいのに* 今の関係者一同。

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