┣■“古典の焼き増し”とでも言いますか、大容量・聖書みたいな “手に取りにくい” 製本となっております。持ち運びにく~。(苦) 「だから【日経BP】の出版物は売れないんだよ。(苦)」とパッと見では感じたのですが、非常に見開きやすくなっており、こなされた辞書(学生時代、わざとクシャクシャにしませんでした?(笑))的な心地よさが本書には感じられました。『クラシックス』と題して古典を新版し直したものですが、これはお薦めできますね! 同じ製本でドンドン出版を積み重ねていって欲しいものだと強く思います。ハイ。※ただ厚いので本の背びれが剥がれやすいようです・・・ 。
┣■「『ケインズ』は覚え・言いやすいけれど、『ハイエク』はちょっと馴染み薄・言いにくい」といった上っ面な部分だけかじった程度で(^^ゞ、著書を丸々手にしたのは今回が初めて。翻訳本らしく文字ばかりですが、これがまた心地よい間隔・区切りで、注釈も該当ページ内に添えられており、また下段に設けられたスペースに自身のコメントを書き添えられる(マーカーすると理解しやすそう)のが非常にいいです。
┣■ハイエクの時代・・・ 詳しい解説は下記を参照しましょうか。
┗■今年2017年『トランプノミクス』がいよいよ始動。ハイエクが警告した『計画経済』とはだいぶ趣が異なりますが、徐々にそれが正当化されていく危険性をこの時代にも感じ取れるのではないでしょうか? 「自由」「経済」「秩序」というバランスが再び問われています。じっくりと・何度でも読み返し・思慮したい。そんな思いで一杯になりました。 「第10章 最悪の人間が指導者になるのはなぜか」・・・ 。人間なんて生き物には「性・食・住を与えておけば、大抵の者が従順に従う」というところでしょうかねぇ。。。