白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

谷川健一 民俗のこころと思想

 

谷川健一 民俗のこころと思想

谷川健一 民俗のこころと思想

 

┣■“巨人・青の思想家”こと谷川健一氏の写真を初めて認識しました。名前はこれまでにも存じ上げておりましたけどね。どうしてもこの民俗学の分野でも偉大な先人達が目立ちますからねぇ。【沖縄・宮古島】に強い思い入れがあったようですが、正直まだ完読しておりません。上下二段に分かれており、実質500頁もあるんでね。(^^ゞ

┣■「編集記」と言えば、粕谷一希氏などが有名ですが、まとめて著名作の“ホンネ”が聞けるのは実に楽しいです。本書はそうしたものの塊ですが、先に知るか/後で知るかはまぁそれほど大した問題ではないでしょうね。私はどちらかと言ったら先に知っておく方でしょうか。

┗■地名学者でもあるんですね。地名と言えば「吉田東伍」が有名ですけど、その後継者でもある ?? 震災後、実は「地名にその警告がなされていた」というのは今や有名な話ですけれど、こうした受け継がれるべき民俗学がもっと世間に浸透していくことを願ってやみません。今朝NHKにて「ワラを編む」伝承など取り上げられておりましたが、結構若者達も聞きたがっているんですよね。そうした面を教育・行政には汲んで貰いたいものです。

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