┣■古文解読シリーズ? 本書がひときわ面白いのは【庭師】が「庭造りの秘伝書」を読み解くように、実際の『作庭記』『山水抄』の本文と現代語訳がされて我々読み手に丁寧に解説しているんですねぇ。【庭師】というテーマに絞って『古文書』を読み取る力も付けられる、いや非常に面白い本だと思いました。庭の解説図も豊富で見飽きることはありません。まあ正直細か過ぎる気もしたんですけどね。「秘伝書の解説」なのだからこれくらいはやらないといけないかな。(笑)
┣■古から続く『秘伝書』っていうのがまたいいですよね。【庭師】というのは【中国・宋】から伝えられた部分もあるようで、その『古文書』を解読したるやさぞかし大変だったかと。好きじゃないとなかなか出来ないですよねぇ。正直途中で読むのを止めて、その雰囲気だけ味わってました。(^^ゞ
┗■先日NHKだったかで、『庭師・造庭』について1時間番組が放映されていたかと思いますが、その構図たるやそれぞれにシッカリとした意味・喩えがあり、聞けば「へぇ~」と連打することばかりでした。また細かいわ、仕事が。細心ですよねぇ、庭師自体は厳ついガタイをしてますけど。(笑) 好きな人は嵌まると思いますね、本書。