┣■巷に溢れるペット本ですが、本書はペットとの共存・居住スペースに焦点を当てたものです。いやー、建築士が真面目に考えられていて非常に面白かったです。犬猫を飼う際にはこうした居住空間の設計もシッカリと行って欲しいところ。安易に飼育を始めてしまうシーンをテレビ番組では放映してしまっておりますが、真似られては責任を問われるべきだと思いますね。人間だって実際嫌がるじゃないですか。被災して避難所みたいな所だと。(苦)
┣■リアルな図面レイアウトと寸法から、自宅で犬猫を飼育した時を容易に想像できるのが素晴らしい。「ウチならここに」「あーこれはウチでは無理だな」という感じで。このようにして実際に飼える環境であるかどうかを知ることは非常に大事なことだと思います。【ペット産業】も【自動車産業】と同じで「売りっ放し」商法だからな。そのせいでどれだけの尊い命が失われているか。私は関連業者を「人殺し・動物殺し」な輩だと心の中で思っていますけどね。・・・ 回り回って不幸になればいい。
┣■本書を読んで思ったのが、居住空間の「下は犬・上は猫」の世界だということ。犬にはフェンスで行動範囲を覚えさせ、猫には本棚よりも上の空間を与えて心を落ち着かせて頂くと、まあこんな寸法となっております。(笑)
┗■自分が飼うのであれば、やはり人里から離れた里山だと実感した次第です。移り住む気は満々だったんですけどね、思わぬクマの出没がべらぼうに高くなってしまったんで。あとイノシシですか。あんな巨体に襲われたら骨は簡単に折れるわ、指は食いちぎれられそうだわで、とても怖くて住んでいられませんね。中間地点となる里山を再び整備し直さないといけないという意識は強いのですが、大怪我したくはないしなぁ。マダニも体毛に付けて人里に下りてくるし、もう大変ですよ。(苦) 話が脱線しましたが、生き物を飼う・共存することの重要性を理解して欲しいものです。ハイ。