
世界を変えるデザイン2――スラムに学ぶ生活空間のイノベーション
- 作者: シンシア・スミス,Cynthia E. Smith,北村陽子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2015/10/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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┣■【英治出版】に感銘を受けて、気になる出版物を漁っています。(^^ゞ 魅力的な写真やデータなどが豊富に掲載されています。雑誌の特集記事をまとめたような濃厚ぶりです。
┣■『スラムに学ぶ生活空間のイノベーション』と副題にあるように、貧困な環境下でのNGOの支援活動が紹介され、写真がカラーなのでよりリアル感が増しています。「イノベーションは貧困層から生まれる確率が高い」と、つい先日【ハーバードビジネスレビュー】の中でも論じられておりましたが、戦後復興を遂げた【日本】の自信:高い技術力や秩序だった生活などを振り返ってみても、まさに今後の世界の新しい指針・デザインは今のスラム街から生まれることが考えられます。ファッションに関しても【コンゴ】の『サプール』などその立ち振る舞いがとても格好良かったですしね。(笑)
┣■『世界を変える』と言うと、ひと昔前なら「武力による圧力」「経済連携・圧力」くらいしかあり得なかった。今の「NGOの支援活動」は昔で言えば「宗教の普及活動」みたいなものにも映りますが、良い意味で正しい方向へと歩んで欲しいところです。
┗■下からの突き上げ・中流階級が増えれば「中流階級間での競争」が激しくなり、【イギリス】の『EU離脱』や【アメリカ】の『米大統領選挙』に見られるように、己の中流階級からの脱落を恐れる余り、激しいバッシングも起こります。となると結局「経済・生活のバランス」こそが最も大事なデザインってことになるんでしょうか?
【日本】の「経済・生活のバランス」。今の施政者に任せておいて大丈夫 !? (苦笑)