白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2016年 8/12 号 日本会議と憲法

 ※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

週刊金曜日 2016年 8/12 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 8/12 号 [雑誌]

 

┣■右傾化していく日本社会を警戒する者が増えているのか、今【日本会議】をタイトルに含ませた書籍の売れ行きが絶好調のようです。図書館の予約も一杯。(苦笑) 特集はそんな流行りの【日本会議】周辺をザックリと知るにはちょうどいい概説がなされていました。

┣■「ジェンダー改革」(性差別・偏見を無くす)していく現世の流れに対して、これまでの「固定観念重視」(家族・主従関係を守る)という集団が【日本会議】と言えばよろしいか? 古き慣習と比べれば、確かに今の文化は「幼稚」で「下品」に映るところも否定できません。徹底した「個」(法令遵守)を主張する者としては、どちらも極端過ぎて同調できない部分が多すぎます。(苦笑) その辺りについて今回【生長の家】谷口雅宣総裁が的確な指摘をされていましたね。「憲法を行政府の長が解釈で変えてしまう愚」と「宗教活動が政治活動に従属していった愚」ですか。どちらも固執・骨頂せねば気が済まぬ輩がいるって話です。近寄ってきたら私なら拳骨で頭を殴ってやるけどね。(笑)

  ジェンダーバイアスとは

┣■「参院選後に介護保険サービス低下」「不登校支援法案」についても触れられていました。前者は年1万5千円の1回給付で済ませました。そういう政権・与党だということです。後者に関しては天下り団体?に助成金を配らずに直接配れ!という現場の声が掲載されています。詰まるところ『ベーシックインカム』を導入して生活基盤を保障し、後は“完全自己責任”でいいのでは?と私なら思いますね。弱者を手助けしている者の有益な能力が凄くもったいなく思うもの。(苦) また弱者をエサに己の立場を維持しているとも言えるだけで・・・ 。「助成」(公助)は災害時だけに限定し、「自助」「共助」(地域)で成り立つ社会形成が肝要だと私は考えます。

┣■『「ヒロシマ」を知らない広島の子供たち』。原爆投下されたことさえ知らない若者達が増えているそうです。(悲) また今号はフランスに関する記事が二つ掲載されているのですが、この「無知の問題」の解答が述べられてましたね。これは是非とも読んで各自で考えて欲しいと思いました。映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』、『ニュイ・ドゥブ』(屈しない夜)運動。どちらも初耳でした。ホント、日本メディアは閉ざし過ぎですよ。(苦)

kisekinokyoshitsu.jp ※自分達が犯した「過ち」を見ようとしないのはどこの国でも同じようです・・・ 

www.newsdigest.fr ※今の日本の若者・非正規雇用の間ですぐにでも実践できそう。故に報道せずか・・・ 

┗■【北朝鮮の農業】の現場が写真付きでレポートされています。食糧不足が解消された経緯が分かります。「自力更生」「協同農場」ある意味羨ましく思えました。平均年齢が60歳を超えて・農村の過疎化が叫ばれている【日本の農業】の方が危機的なのかもしれません。(怖)

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