白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

娼婦たちから見た日本

 

娼婦たちから見た日本

娼婦たちから見た日本

 

 ┣■私が手に取ったのは単行本の方ですが、最新刊では文庫も出ているようです。 

┣■隠語もだいぶ書かれておりますが、それだけ現地取材をされてきたという証し。四十代の私でギリギリ知っているところもあるかなといった、“裏街道”話です。

┣■平成に入ってからの話もあるのですが(アニータ=青森。(笑))、やはり興味を惹いたのは娼婦の歴史的背景ですね。従軍ばりに移動させられてます・・・ 。私の故郷・庄内平野はあからさまな風俗店が皆無に近い土地柄だったので、この手の話はだいぶ歳を重ねてから知るようになったわけですが、奥が深いというか、そりゃドラマが生まれますよねぇ。。。

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┗■惜しむらくはもっと写真を見てみたかったという点。ルポが面白いだけに出来れば撮っていたであろう写真も拝見したかったですね。「立ちんぼ」は五輪から4~5年経っていた【韓国ソウル】の宿泊ホテル前にいましたけれど、彼女らは経済成長と共に移ろいで行く定めなのだと思いますね。ウン。

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