┣■あまりにも “名作” 過ぎて、晩年を迎えた監督が自身の作品を再び「完全リメイク」をする有り様ですが(笑)、この『金田一耕助』シリーズ、何度見ても面白いですよねー。やっぱり若かりし頃の石坂浩二が当たり役でしたね! まさに「読本」様々です。
┣■本書巻末に『ロケ地』の紹介が掲載されておりまして、これがなかなか楽しい! 私も『病院坂の首縊りの坂』に登場する急坂は実際に訪れたことがあります。成城などよりも高級住宅街なんですよね。富士山もキレイに見えて。(笑) また『八つ墓村』の洞窟がある岡山県新見市には列車の乗り換えで訪れたことがあり「知っていたら洞窟見学していたのに」と後悔したものです。小川眞由美の鬼気迫る表情が脳裏から未だ蔭離れないでおります。(^^ゞ 怖かったけれど、あれぞ名演技だと思います。
┗■ミステリー作家・横溝正史の作品は「近親相姦」による憎悪劇がほとんどだったりするのですが、それは忌まわしき過去の風習というか、日本以外にもまあ起こっていたりするわけなのですが、性欲のなせる性と言うべきかなぁ、人間の卑しい部分に迫っていくとぶつかってしまう事柄という・・・ 。ゆえに親子関係など多少毛嫌いしていた方が健全でありますので、程良い距離間で暮らしていくのが一番なのかもしれません。なんか変な話になってしまいましたが、各結末を振り返すとそう考えてしまうわけで・・・