白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 7/12 号 BREXIT 勝者と敗者/沖縄神話 終わりの始まり

 

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 7/12 号 [BREXIT 勝者と敗者]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 7/12 号 [BREXIT 勝者と敗者]

 

┣■『ブレグジットBREXITの正体は「一都市 vs. 地方」という『政策』の苦味の部分(移民の居住区など)を地方へ押し付けたことだと、薄々明らかとなってきたわけですが、巻頭記事にあるように「国に帰れ!」と連呼するようになるのでしょうか? ウーン、確かにそんな気がするなぁ。(悲) 「国が富める」ためにはいつでも「下層域・底辺に居る者は揺さぶり続けられる」のは宿命なのかもしれませんけど、なかなか上の領域に這い上がらせてくれないから、富める者達って・・・ 一個人だと弱っちい個体に過ぎないんだけどね。(苦笑)

┣■【中南米】はこれから平穏の100年を迎える !? 『リオ五輪』開催に際し【ブラジル】などでは混迷ばかり目に付きますが、その周辺国では内戦を終え「扇動者の時代は終わり、良識ある政治家の時代」へと向うそうです。まさに先進国と逆方向!羨ましい話です。【コロンビア】とは今後仲良く出来るでしょうか ?? 

┣■【イギリス】ではメイ首相が正式に決まりましたが、それまでの功績に「警察改革」などあるそうです。サッチャー以来の女性首相。やはり “鉄の女” 超えを目指すのでしょうか ?? 

┣■特集『ブレグジット 勝者と敗者』ですが、一時に金融ショックは早くも峠を越え、正直どちらへ勝ちが転がり込むのかは、まだ「非常に不安定」と言えそうです。個人的には「90円割れの円高 → そして150円超えの円安」を将来見越しているのですが、もう数年は掛かるでしょうか?(苦笑) 【米中】ともに吸い上げるしかない大国なので、この流れは変わらないと私は思っているんですけどね。【日本】が【中ロ】と手を組むというのなら話は別なのですが・・・ 

┣■今号で一番衝撃を受けたのは『沖縄神話 終わりの始まり』の写真。黄色いプラカードを一斉に掲げ「怒りの限界を超えた」と強く訴える沖縄県民の人々。この映像を私は地上波で見たことがありません。「報道規制」がここまで進んでしまっている事実を知ると共に、本当に【沖縄】が日本から離れることを想定しないといけない現実がそこまで迫っているのかもしれません。日本人なら是非手に取って読んで欲しい内容でした。

┣■自然ネタが2つ。『アラスカの永久凍土が溶け出してメタンガス発生』『人工光で全世界の3人に1人は「天の川」が見られない !? 』。前者は地球を駆け巡る偏西風の蛇行を促し、後者は人間の欲望が生み出した弊害ですよね。カラスなど真夜中でも明るくて泣きながらよく飛び交ってますし。(笑) 「治安」への不安から街灯設置を強く求めますが、日が暮れたら昔は「夜は出歩かないもの」が当たり前でした。どちらが幸せだったのか。今一度、再考して欲しいところです。

┗■『脱マルチタスクで生産性アップ』。記事では「同時並行作業」を問題視していましたが、私は「単一機器での多機能」を止めることを考えています。先日【ソフトバンク孫正義氏が【ARM】買収し話題となりましたが、『IoT』技術で各機器が繋がり操作できるのであれば「多機能機器」は要らないわけです。現実「単一機器」が見直され始めています。単一でも巧み・美味であれば人は惹き付けられるのです。「高機能」が自慢である国ならば、私はこの『IoT』普及を国策にしますけどね。けれど今居る【日本政府】は孫正義氏のことをよく思っていないから難しいかな?(苦笑)

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