白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる

 

老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる

老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる

 

┣■喫緊の時事ネタとしては、【碑文谷公園】の88歳老婆バラバラ殺害事件など起こっているわけですが(例えが悪過ぎますかね?)、『介護』ってこのような「弱者」となった親族をトコトン面倒見るってことですからね。その「覚悟」が問われており、だからこそ『介護』に遭遇した方達が「自身の仕事・将来を兼ねて」真剣に悩んでいるわけです。もっとそうした認識を世間が持たないといけない状況なのだと思いますね。

┣■本書は大変人気があるらしく、私以降でも11名の予約が入っています(図書本です。(謝))。著者の実体験なのか、親との思い出・交流から/要介護となった現実を受け止める/介護者との関係/その心構え、について「大文字」で「エッセイ」的に綴られております。悩める者にとっては心の癒やしになるのでしょうね、きっと。

┣■我が家の場合は父は早逝し、残った母は長男の私ではなく・弟夫婦との生活を選択したのですが(苦笑)、一応、老後の面倒は弟夫婦が見ることに/その前に子供の面倒を母・お婆ちゃんに見て貰う、という算段・契約が結ばれたようです。一人蚊帳の外は私だけ。(笑)(^^ゞ 今週2ヵ月ぶりだと電話を寄こしてきた母ですが、訊ねると上手くやっているようでした。そういう意味では私にはあまり必要のなかった本だったりします。それに一応こうした考え方は元々できる人間ですのでね。文面は暴言気味だけど。

┗■当マンションで、窓越しに白いビニールの山が見えるんだけれど、どうも調べてみたら(聞き取り調査)高齢で身体が不自由なため『オムツ』みたい。よく見れば山は毎回違っているので、きちんと捨てられているようですが、素直に「大変だなぁ」と思いますね。夫婦二人暮らしだと聞きましたが、介護する側も高齢なんだろうし・・・ 。『老老介護』も問題視されておりますが、もっと抜本的な解決・良案を立案しないといけないのは間違いなさそうです。

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