白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

セイビング・ザ・サン リップルウッドと新生銀行の誕生

 

セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生

セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生

 

┣■私が彼女・著者を知ったのは実は最近だったりするのですが、堂々とした受け答えぶりに共感し、最新刊を借りようとしたら既に一杯予約が入っていたので、過去の作品である本書を手に取った次第。図書本です。(^^ゞ

┣■本文だけで400頁近くに及び、訳文らしく挿絵なども無かったりするのですが、いや、なかなかこれが読ませます。日本の銀行・金融事情をいち外国人である女性ジャーナリストがここまで面白く書けるのかと、ちょっと感動しました。こりゃ人気になるわ。(笑)

┗■歴史的背景を丹念に追い、その事実をあたかも現場で見ているような錯覚を覚えさせる、濃厚な小説仕立ての展開。いや、お見事でした。「メモ魔」としてはその事実関係を整理したくなりますね。(^^ゞ 頭が良い女性ってやっぱ凄いわ。

f:id:jnsk_jojo:20160607235057j:plain

f:id:jnsk_jojo:20160607235107j:plain