白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 5/31 号 アメリカとヒロシマ 原爆をめぐる日米それぞれの物語 他

 

┣■「もはや『G7サミット』など不要ではないか」と声高に言われてしまった・日本人としてとっても恥ずかしい安倍総理の“自己解釈劇”『伊勢志摩サミット』でしたが(苦笑)、世界のメディアはいち早く気付き、伊勢志摩ではなく広島へ集結。『現職アメリカ大統領の被爆地ヒロシマ訪問』が一躍注目を浴びました。米大統領を案内・お見送りする日本の首相が滑稽に見えたのは私だけでしょうか? だいぶ情けなかったよね・・・ 小間使い扱い ?? *アベ-*

┣■特集の『アメリカとヒロシマ』では、トルーマン元米大統領の孫へのインタビューが8頁にも渡って掲載されています。率直な意見を述べられており、好感が持てました。今回【日本】でも一部の被爆者の方が「謝罪」を求めておりましたが、実害を受けた者にとっては当然の主張。国としての将来を案ずる思いは人一倍強いと思われますが、やはりこうした思いは拭いきれないのだと思います。これって『従軍慰安婦問題』と通じるものがありますよね?あちらはその思いに賛同して強いロビー活動をあちらこちらで展開しておりますが・・・ 。「世界中が笑顔でいっぱいになるように、みんなで協力し仲良くします」(広島市立の小学校の折り鶴より)これを実現させることができるリーダーはいつになったら現れるのでしょうね、ホントに。

┣■今号は【台湾】の今後を占う記事が2本掲載されています。「物言う若者達」に対する「経済発展」、それにともなう「改革」。【台湾】が中国に呑み込まれてしまったら、「中国による海上封鎖」が懸念されるという指摘ももっともだと思います。占領地でありながら親日であり続けてくれる【台湾】。駆け引きが難しいとは思いますが、だいぶ遠回りをしてしまいましたが、国家として国交を正式に結ぶべきでしょう。出入り口の1つは確保しなければならないと思います。海洋国家としてね。

┗■他にも今号は読ませてくれます。「ランサムウェア」(パソコンデータの閲覧不可、脅迫)の実態を分かりやすく解説。「内部告発つぶし」(濃厚なレポートでした!)、「外科医ロボットがオペ室の主役に」「オバマの長女がギャップイヤー取得」など。そして1983年、Newsweek米国版では「男性アイドル:女だと感じさせてくれる男」が堂々と表紙を飾った年だそうです。リチャード・ギア(当時33歳)。いい男も内面重視から外見重視に変わったのは1980年代だそうです。日本でもアイドル達が所狭しと世間を席巻し始めた頃ですね。そして彼ら彼女らアイドル達は今でもしぶとく生き続けています。内面重視へ回帰するのはいつになることやら?(苦笑)

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