白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2016年 5/20 号 ふざけるな富裕層 パナマ文書が暴く 金融資本主義の闇

 

週刊金曜日 2016年 5/20 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 5/20 号 [雑誌]

 

┣■巻頭を飾る記事群は表面をサラッとさらった程度の感じでしたが、特集の『パナマ文書を暴く』では【セコム】創業者の節税ぶりを暴露して*へー*と思わず唸ってしまいました。今週号の経済誌でお家騒動が取り上げられていた【セコム】ですが、さすがは警備会社。自身の富も【国税局】から守り抜く? *鉄壁*?(苦笑)

┣■「【安倍政権】=武器商人」話が意外と詳しく書かれていました。私個人的には『潜水艦』に関しては技術提供を防げて良かったと思っています。“神出鬼没”さが国防を安く済ませる手段の一つであると思いますのでね。ハイ。

┣■日系ブラジル人の町【群馬県大泉町】での過酷な労働(単純な力作業も・残業月300時間以上)を紹介。移民生活はどこの国でも甘くない・過酷なものであることを痛感します。富裕層でなければどの国でも歓迎されないってところでしょうか。(悲)

┣■面白いところでは『入浴方法』でシャンプーや石鹸を使わない、お湯だけで済ます『タモリ式』とも呼ばれる『湯シャン』。洗剤を使うと身体の皮脂が余分に落とされてしまい、かえって皮脂腺が乾燥を防ぐために頑張って発達してしまいますか。*なるほど* 体臭もそれほど気にならなくなるとか? 湯沸かし器が付随している浴室ならば楽に実行できるのでしょうけれど、我が家は残念ながら付いていないんですよね。湯船にお湯を浸けるとそれなりにガス代が掛かってしまうからなぁ。。。実行したいけど。

┗■「昭和の愛国ビジネス」として、“富国強兵:子供の保険・理想の貯蓄” という触れ込みで『徴兵保険』(【フコク生命富国生命保険)なるものが存在したとか。*初耳*です。男子が誕生と共に保険に加入すると、20歳の満期に徴兵されていれば保険金が給付されるというものだったらしい。昭和6年1931年当時は6億円の加入が昭和15年1940年には17億3000万円にも上ったという話。我が子をお金に換えるわけでは決してないのだろうけれど、出征前に籍を入れ・子供を残した後のことを考慮して、多くの家庭で加入したんだろうね。なんだか切なくなるお話でした・・・ 。

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