白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

日本植民地経済史研究

 

日本植民地経済史研究

日本植民地経済史研究

 

┣■やっと一通り目を通せました。半年以上経過しちゃってますよ。2016/12/06。(^^ゞ 私、このヤマモト・ユウゾウ氏の著書をコンプリートしてました。お家騒動で無職の身となって以来、少しお値段が張るので図書本に手を出してしまいましたが・・・ 

┣■戦争関連の書籍に嵌まっていた時に出会ったのが同氏の著書でした。出来事は語られているものの、実際のところのデータ・お金・財力などを分析されている書物って実際のところ少なかったりするんですよね。このネット時代であれば、こんな私でも「寄せ集め・コピペ出版」できそうだし。(苦笑) 山本有造氏はそこが他者とは違います。我がDB心をそそる資料・当時の日本軍の財力を事細かに分析・披露されているのです !!  信憑性が他書とは全然違って見えますよね。(笑)

┣■本書は思いの外、そんなに資料が掲載されていなかったりするのですが(だから買わずにいたのかな、私(^^ゞ)、『銀行券の発行高』など「へぇ~」と思う資料が提示されています。戦時下の各地の『人口』なども一覧ではあまりお目にかかれません。1940年には植民地も含めて1億4千6百万人いたそうですよ(本土だけで1億人超え)。戦地へ送られた兵隊さんも含まれているのでしょうけど・・・ 

┣■各植民地の章に入ると詳しいデータも増えてきます。やっぱり面白いわ。(喜)

┗■【台湾】を始め【朝鮮】なども大戦の後を未だに引きずっていると言えます。日本軍が当時どれだけ投資をし、一時代に関わってきたのかを知るのにこれ以上の本はないでしょう。あぁ、早くコンプリートしたいです!

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