白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

トッド自身を語る

 

トッド 自身を語る

トッド 自身を語る

 

┣■これまでのエマニュエル・トッド氏の著書に触れられたインタビュー記事をまとめられたもので、大家を手っ取り早く知るには申し分ないですね! 私は何冊か著書を手にしておりますが、分厚いんだ、コレが。(苦笑) でもデータが濃厚だからダラダラと飽きさせないんですよねー。DB派の心をくすぐる方だと心底思います。ハイ。

┣■トッド氏が実際に日本を訪れ、3.11震災後の被災地を巡った感想・インタビューまで掲載されています。ネタバレはすべきではないと思いますので割愛しますが、日本人の中でこれほど真剣に思いを巡らしている者がどれだけいたか・いるか、私は気になってしまいました。だって本書を読み終えた2016年12月には「心のない虐め」が児童のみならず教員からもあったという事実が露呈されたのですから。(怒)(悲)(泣)

┗■本を読まなくなり、TVやネットでの“思いつき話”で済ますようになってしまった現代社会。とくに日本人はそうした浅はかな輩が増えてしまったのではないかと危惧します。読書感想文をコピペで済まそうとするなよ !!  サッと目を通すだけでも良いから読書に慣れろ! 自動翻訳がAIの発達によって人と変わらないレベルにまで達しようとする中で、問われるのは読解力とそこからの発想力なのですから。人工知能に感情・発想力でも負けたらチンパンジーっすよ、マジで。

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