無差別テロ――国際社会はどう対処すればよいか (岩波現代全書)
- 作者: 金惠京
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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┣■モスル近郊が激しさを増す中で、ここ暫く『テロ』の声を聞かなくなりました。(日本国内で報道しないだけかもしれないけど・・・ )この【岩波現代全書】も優れた作品が多く、本書もまさに興味を引く項目が並んでいます。多くの方に目を通してもらいたいですね。
┣■「テロ行為の歴史」と「テロ対策案」はよく取り上げられますが、実際にテロに遭われた「9.11の被害者の声」も一緒に掲載されているのはよく調べられているなと感心した次第です。「被害者の声も拾う」って意外と行われていなかったりしますから・・・ 。『テロ補償法』なる心地悪い言葉も聞かれますが、避けては通れない現実が今そこにあることを如実に語っており、考えさせられました。
┗■来年ドナルド・トランプ米大統領が誕生し、【EU】諸国でも選挙イヤーです。極右勢力が現政権に僅差のところまで実際来てしまいました(【イタリア】の2016年末『国民投票』)。有事に備え、いかようにも対応できる心構えが必要です。
2016/12/06。