白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊東洋経済 2016年3/26号 マイナス金利が直撃 追い込まれる銀行/新生ファミリーマート 上田バズーカ!/キリン復活までの距離/いよいよ本番 再生医療ビジネス

 

┣■うーん、今号はつまんねー。またつまらなくなってきたなぁ。(苦)

┣■巻頭を飾る『経済を見る眼』太田聰一氏による「今こそ中年男性対策を」は “ど真ん中” 的を射ています。40代で現在無職の私など該当者であるわけですが(笑)、ご指摘通りなんですよね。付け加えるならば「ある程度の貯蓄があれば、無理して働かない」世代が登場しているわけです。今の会社組織や同僚の不条理さに、“性格のいい人”ほど損な役回りをさせられているのです。私はそれでお勤めを一時中断しています。(^^ゞ エッ、信じられなーいって?(苦笑)

┣■核心リポートは正直、核心を突いているほどの深みはありませんでしたけど、【スズキ】のインドからの逆輸入車は会長曰く「日本製と変わらない」からだとか。日本とインドでそれぞれ工場を造るのは勿体ないって話らしいけど、日本の製造業の将来が垣間見える出来事だと思いますね。労働力の確保も難しくなるんじゃ、誰だって日本国内での設備投資よりは国外でって普通はなるでしょう。じゃねぇの?>アベノミクス

┣■【朝日新聞】は収益を補うために今後『不動産事業』に力を入れるそうです。他企業の多角経営を散々撫で斬ってきたことかと思いますが、大丈夫?(苦笑)

┣■『新生ファミリーマート 上田バズーカ!』は記事よりもトップ2人の顔が肥えていたのが気になりました。自ら率先して動き回っていなかった証拠? タプタプ顔の前社長2人の後を痩せ顔の澤田氏が継がされたって感じですかね。(大笑) 「材料調達から物流まで【伊藤忠】が強力サポート」ですって。工場での生産管理も含めて他社に任せた方が消費者は安心できると思うんだけど? 私はまだ同商社にはそうした管理体制が十分にまだ整っていないと見ています。今や業界トップに躍り出たわけですが、商売の基本は「信頼」であることを強く認識して欲しいと思います。実店舗のスタッフは接客対応を含めて相当頑張っているのが覗えます。(治安を考慮し店内にゴミ箱を設置 etc.) あとはトップ次第なんだよね。あんなに太って心血注いでいるのかい ?? 

┣■『キリン復活』は減損処理したところという話で、ライバル【アサヒ】にも大きく差を付けられてしまう感じですね。前任者は落第点の評価で人生 THE END?(爆)

┣■そして特集『マイナス金利』ですが、図表を多用するなど分かり易さを追求したつもりなのでしょうが、これが却って内容が掴みづらくなってしまっています。メガバンクの話などは前にも論じられてたものでしたし、綿菓子を無理矢理膨らませたような感じ。1週先に同テーマで報じられた【週刊エコノミスト】に後出しジャンケンで負けています。信金ネタではあちらはトップのインタビューがありましたしね。ランキングの指標もあちらに比べて弱いッス。大丈夫かぁ。金融業界は苦手なんでしたっけ ?? 

┣■『再生医療ビジネス』は小ネタです。見出しに反して「iPS細胞」ばっかりじゃん。(苦笑) 同細胞には「腫瘍化リスクが高い」って分かったのが収穫。

┗■物足りなかった今号ですが『グローバル・アイ』で著名記者2人の指摘が良かったですね。「国民投票、独裁者に悪用される懸念」「保護貿易主義者の正体」。ちょっと考えれば分かることですが、とても上手に指摘されています。

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