┣■「小旗信号」?などいわゆる私四十過ぎの世代からすると『ボーイスカウト』の歴史を綴った本なのですが、正直私個人的には「制服を買える豊かな家の子供達の集い」という印象が強いです。または「家庭不和による親の子供再教育」など。(笑) 実際近所の仲の良かった友達が加入していました。一見楽しそうに見えましたが、心の底では気遣う点も多くて大変そうに見えましたけどね。入れて貰えなかった自営業で貧しい家庭だった私は朝から晩まで白黒テレビが子守代わりに務めてくれてましたね。『特撮ヒーロー』ものから『うわさのチャンネル』『プレイガール』まで。幼心に『プレイガール』はいけないことをしていると悟った次第であります。(^^ゞ
┣■まあ面白いというか・なんというか、英国発祥のユースワークの歴史が淡々と綴られています。そして導入した日本ではどうだったとか、戦時中はこんな指導を課していたとか。
┣■子供の教育という観点から見ると、なかなかその歴史は面白いですね。そして現代では新たに『ジェンダー』という要素も加わって、ボーイ/ガールに続く第三の勢力?を認めなければいけない、大変な時代のようです。(苦笑)
┗■最後に『難民キャンプ』との比較がありました。集う原点としてはやはりそこにあるのかもしれません。「お互いに助け合うことで生き存える」、それに尽きるんじゃないでしょうか?