白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

僕だけがいない街 1巻 #1 2006.05~

 ※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

┣■かなり評価の高い作品。試しに買って “引き摺り込み度” がハンパなかったので購読し続けています。ただブログの書き込みが忙しくて2巻途中までしか長らく読んでいませんでした。2015年の大晦日、午前3時に目が覚めて特に急ぐものもなかったので1巻から最新刊まで一気読みしました。6時間くらい要したかな。

┣■主人公は『リバイバル・再上映』という「同じ時が何度か戻る」不思議な能力?現象に見舞われます。一見冴えない人生を送ってきたような主人公には自分でもスッカリ忘れ去られていた「ある忌まわしい記憶」を持つことに気付く。忌まわしい過去を思い出した時、リバイバルはもっとも古い過去まで遡ってしまった・・・ 

┗■というような話の流れなのですが、いや~読者を引き摺り込みますね。それは恐らく大勢が抱えている「正義感」からであり、中には「不正義感」がドキドキさせるのでしょう。何を伝えたいか分からない? ひとつだけ忠告するとすれば「忌まわしい犯罪」話が駄目な人は読まれないことをお薦めします。結構キツイ部分がありますので。

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