┣■【週刊金曜日】にて「沖縄を知る本」として紹介されていたので、早速に手に取ってみました。図書本です。
┣■写真は全て【米軍】からの提供と思われます。大激戦地の敗戦側でもあり、当然ともいえますけど。兵士の遺体も何枚か掲載されてましたが、それ以上に「収容所」と「飛行場」の建設ぶりが印象に残りますね。集団自決した写真は大変忍びないわけですが、そんな戦闘の最中でもドンドン多くの飛行場を建設していたことに、圧倒的な勢力差を痛感させられた次第です。降参をなかなか決断できなかった当時の総本部の責任はやはり重いと言わざるを得ません。
┗■米軍提供の写真なので市民を救済している場面が多いわけですが、地図に示して当時の現状を訴えています。『沖縄の慰安所マップ』。終戦後、首都東京近郊でもこうした「慰安婦達による防波堤」が街の治安を守ったのだとも言われておりますが、沖縄諸島の各島々に設けられていたことを思うと心が痛みます。1972年5月15日の沖縄返還まで、または未だにこの手の問題が解決していない基地問題を考えると苦々しいです。日本人=ほぼ大和民族は果たして誇り高い民族だと胸を張って言えるのでしょうか?