白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか

 

新聞と日本人 (祥伝社新書)

新聞と日本人 (祥伝社新書)

 

┣■まず「行間が広い」のと「文字が大きい」ことに驚いた。ご高齢者を強く意識したゆえの編集なのだろうか? それとも中身がそれほど無かったための「頁数稼ぎ」? ここのところズッと文字の詰まった本が多かったので、見た目の印象の方がえらく残ってしまいました。(^^ゞ 

┣■『新聞と・・・ 』ありますが【朝日新聞】1社に的を絞った批判書ですね。先日問題視された従軍慰安婦『吉田調書』を筆頭に「昔からそうなんだ」と言わんばかりのものでした。それは確かに一理あるけれど『新聞と日本人』と謳っているのだから新聞社全体を捉えて語って欲しいよ。そういう意味ではこの作者も似たような輩に見えてしまうのだけれど・・・ (苦)

┗■新聞社の歴史に関するものには他書でも確かあったはずなので、そちらを手に取られた方が賢明です。かなり残念な本ですね。ハッキリと『朝日新聞』って述べれば良ったのに。私個人的には誤りは誰でも犯すことなので「こういうこともあったらしい」ということを知る意味でも賛否両論、情報は上げて欲しいですね。誤報の場合は速やかに事実を告げるべきだけれど。それが今件に関しては見られなかった。または未だに誤報ではないと主張しているのだと思うけど。 

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