白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

広重「名所江戸百景」の旅 あの名作はどこから描かれたのか?

 

┣■【別冊太陽】の別冊(ややこしい・笑)『太陽の地図帖』という手に取りやすい小冊子版です。歌川広重の『名所江戸百景』で描く図柄を解説付きで載っていたので手に取ってみました。

┣■全119点を、地理的に7つのブロックに分けて、紹介されています。都内をウォーキングしていた経験のある私にはこの上ない計らいです。(^^ゞ 気分はNHKブラタモリ】での「古地図」を「浮世絵」に変えて持ち歩くような感じですかね。(笑)

┗■長くなりそうなので端折り、結論から言うと「惜しい」。有名な浮世絵は見開き1頁で掲載していますが、小さいものだと4枚で1頁という有り様です。「カード」と化しています。(悲) どーせならば1枚1頁にして欲しかったですね。コメントが付けづらいのであれば現在地図と写真を大きく載せるだけでも良いと思います。その場所を訪れた際にここに来たという「証し」のようなものが欲しいです。いずれは観光用のCGグラス(?)へと応用できるじゃないですか。ねぇ? スタンプ形式を意識するならば各絵は平等でなくちゃ。そう、お寺巡りの『御朱印帳』こそベストスタイルだったのではないでしょうか?

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