白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

民力 2015

 

民力2015

民力2015

 

┣■要は統計資料なのですが、一風変わっているのは各都市圏/都道府県の統計データを『民力』という形で指数化している点。もっと分かりやすく言えば、同系列【日刊スポーツ】競馬欄にある『コンピ指数』です。対象が「競走馬」から「都市圏」に変わったようなもんですかね。ホント【朝日】系列は物事『指数化』するのが大好きなようです。(笑)

┣■競走馬の能力を指数化した『コンピ指数』に絡んだ予想本がベストセラーとなっているように、その信頼性は結構高そうです。分かりやすい・見易い・比較しやすいのは確かですね。また『民力指数』を信じ切れない方のために資料データも付いていますので、独自に分析するのも可能となっております。

┣■同じようなものに【東洋経済】の『都市データパック』があるのですが、単純に市町村別の集計データが欲しければこちらの方が見易くもあり十分ですね。

┗■本書が面白いのは「エリア・都市圏」を対象にしているところで、天気予報などでも地域別に振り分けられるように「実生活・実態」を把握するならば「エリア」だと私も考えます。1市町村だけ羽振りが良くてもお隣がダメでは ”活力” はたかが知れてますからね。豊富なデータと分析力に自信があるからこその出版物だと高く評価したいです。

 

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