白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2015年 9/29 号 トランプのアメリカ/中国が手に負えないゴミの山

 

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2015年 9/29 号 [トランプのアメリカ]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2015年 9/29 号 [トランプのアメリカ]

 

┣■今号の巻頭記事は日本が飾った。『安保関連法案』採決強行における「囲い込み」シーンだ。与党【自民党】の連中が肩を組みスクラムしている様子がよく判る。なんだよ、コレ。「劇場化」するのもいい加減にしろよ!と強く不満を述べたい。(激怒)

┣■『シリア難民』問題では非難の新ルートが紹介されている。シリアから歩いて3ヵ月掛けてモスクワへ渡った者もいると聞くがどうも本当らしい。そこからさらに北上して北欧諸国を目指しているようだ。地図を見るとハンガリーがどうしても「壁」になってしまうことがよく判る。有刺鉄線フェンスで防がなければならない状況って・・・ 

┣■メイン特集の『米大統領予備選』はどうにも【共和党】には有能な候補者がいないようだ。【民主党】内の決戦が事実上の本選なのかもしれない。トランプ? アメリカ人にまだ社会常識が残っているならば無理でしょう。(苦笑)

┣■【米中首脳会談】の成り行きよりも『中国が手に負えなくなったゴミの山』という大きな写真に目が止まった。気になる隣の大国の『環境問題』だけれども5頁に及んで紹介されている。どうやら想った以上に深刻な問題と化しているようだ。周辺国との関係よりも、有効な手立て無くしてここまで放置してきた『ゴミ・環境問題』が、いずれは健康被害をより顕著なものとし、暴動が各地で起きるような気がしてならない。そうした事態を避けるためにまた「反日感情」を煽る行動に出るのだろうか ??  その答えは案外早く出そうだ。

┗■巻末の『REARVIEW』がいい。『「クリーン」で「笑顔」のカーターが求められた時代』か。1976年9月13日号の表紙一面が、同大統領の顔のアップ。確かにこれは「爽やか・クリーン」だと思う。(笑) へえ~牧師の資格を持っているのか。晩年になってからも北朝鮮に訪れるなど、その笑顔に変化が無いのはそのためか。アメリカ人の皆がカーターみたいだったらば、どんなに世界は救われるのだろうか・・・ 。(悲)

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