白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

 

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

 

┣■今日も鳥獣の首をはねた死体が放置されるなど「物騒な」出来事が日々報じられる中で、この手の書籍を紹介するのは憚られるのだけれども、面白いのだから仕方が無い! ちょうどこれから紹介していく本棚(引っ越ししてランダムに収納)の順番なのでご容赦下さい。

┣■これからの秋の旅路、通い慣れた路線で車窓にそれほど目を奪われないのであるならば、ちょっとお薦めしたい1冊。230頁ほどで、非常に読みやすいので読書慣れした方ならば1日で読み終えてしまうでしょう。そしてふと周りを見渡せば、本にも出て来そうな怪しげな人物がいたという展開などスリルが感じられてなかなか良いものです。(笑) 実際いますからね。「屁こき爺ぃ」とか「反対歩道横断婆ぁ」とか(いずれも関西圏・苦笑)。これらは本書に載っていない【妖怪】の類いですか?(笑)

┣■先日は側溝に全裸の若い女性の遺体が放置されるなど(あちら方面は奇怪な殺人事件が多すぎる(苦)。)『ホラー映画』よりも『現実の世界』の方がガチリアルで怖かったりするのですが、恐怖は『仮想の世界』だけに収まって欲しいものです。

┗■巨匠・荒木飛呂彦の “ホラーな思い"  がギッシリと詰まってます。既にベストセラーですが、まだ目を通されていない方は「現実社会に慣れる」ためにも?読んでおきたい本ですね。『ホラー映画』って本来はどこか “マヌケでユーモア” だったりするんですけどね。リアルな世界ではその辺りが全く判っていないようです。弱い者ばかり狙ってさ。カッコ悪いったらありゃしない。(怒)  殺人に酔っている? 弱い者だけを犠牲者にして? *ダサ~*

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