白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Pen (ペン) 2013年 1/15号 ヨーロッパ美の起源、ギリシャ・ローマ 完全保存版

 

Pen (ペン) 2013年 1/15号 [雑誌]

Pen (ペン) 2013年 1/15号 [雑誌]

 

┣■『ルネサンス』といえば絵画ですが、『古代ギリシャ・ローマ』といえば彫刻ですよねー。“彫刻美” がこれでもかと掲載されています。高画質写真のオンパレード!

┣■私は木材を組み立てるのは得意でしたが、石材を削るのは大の苦手でした。中学の美術の時間で友人の「顔を彫る」課題があったかと記憶しますが、六面体の長方形にそれなりに目安となる線を引いて削っていったわけですが、出来上がったものといえば「なんじゃこりゃ!」のブサイク面だったのをよく覚えています。男とも女とも見分けが付かないような。(苦笑) それだけ彫刻というのは難しいし、コツを覚えないとダメですね。

┣■彫刻家は画家を「見下していた」と聞きますが、世間が絵画を認める・ブームになって画家へ転向したのが、レオナルド・ダ・ビンチでしたっけか? ミケランジェロ? 【美の巨人たち】で学んだ話なのですが・・・ ド忘れしました。

┣■『古代ギリシャ・ローマ』の「勢力図」や「宗教」、「政治」に「社会構造」(身分)。そして「経済」「哲学」「生活」「娯楽」「建築」「英雄」が実に分かりやすく解説されています。必見です、これは!

┣■そして後半は絵画へと時代の流れと共に移っていきます。宗教画からエロス・怪物の登場と過激さが増していきます。再び『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリのエッセイを掲載。この人、面白いですね。美人だし。知的で旦那さんが羨ましいよ。(笑)

┗■最後は彫刻が展示されている美術館をザックリとですが紹介されています。怪しげな展示物もあり、実物が見たくなりますね。90頁を超える特集です。保存用に購入しておいて改めて良かったと思います。

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