白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

オオカミの護符

 

オオカミの護符

オオカミの護符

 

┣■本書を知ったのはNHK『見狼記~神獣ニホンオオカミ』という番組を偶然見て。私個人的には結構感動してしまった。かつて存在した『ニホンオオカミ』を未だに崇め奉る人々が奥多摩~奥秩父にいる。恥ずかしながら【三峰神社】もこの時2012年に初めて知った。この頃は日本各地に点在する古いお社にハマり、やたらと調べて感動していたっけ。(^^ゞ

┣■山村集落の習わしが懐かしい。幼い頃、田舎に居た時に自分も訳が分からず夜中に小さな社に閉じ込められてお賽銭を受けていた思い出がある。今も何のために行われていたものだったのかよく判っていない。ウチの親は「知らねぇ」と「世間体」だけで生きているような人なので・・・ 。ウチの村にもUMAらしい物が棲みついているのかも?

┗■アフリカで言えば百獣の王ライオンみたいな存在だったニホンオオカミ。その頂点を失った日本の山々は生態系が見事に崩れ、荒れ果て、勢い余った勢力が人里まで下りてくるようになってしまった。安易にオオカミ復活を叫ぶ(佐渡島のトキの様に外来種を繁殖させる)つもりはないが、改めて山の神々に教えを請い・見直すべき時だろう。日本古来のコミュニティーの良さが伝わる良書です。

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┗■追記:生態系の乱れに関しては、現代人が野生生物を狩り『ジビエ料理』をしなくなったという方が『オオカミ全滅』よりも説得力があるかも? TVにて昔はサルも食べていたみたいなニュアンスだったので・・・ 。昔話にサルを食すのありましたっけ ?? 

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