┣■個人的に『食糧問題』は喫緊の課題であると考えているので、この手の書籍はなるたけ手に取ります。目次を見ても判るように、事細かに提言されており、また図なども多数取り入れ、とにかく見やすさ・読みやすさを追求したことが覗えます。ベリー・グッドな良書です。
┣■ローカル線で地方を巡ると、見渡す限り一面が水田だという光景は薄れてしまったことが覗えます。以前、母親を温泉旅行に連れて行った時、「あれは何の畑だろう」「枝豆?」「リンゴの木?」などと水田の合間にポツン、ポツンと異なる作物・畑が点在しているのです。>山形県・新庄駅 - 秋田県・横手駅間。山間地域なのでこの辺りでは前から当たり前なのかな? 他所でも減反政策のために放置されたと思われる元水田は車窓から多く見受けられるし、非効率もいいところです。単なる『減反』ではなく他の作物への『転換』政策はできなかったのでしょうか? そんな回答も知りたいところなのですが・・・
┗■『米作問題』に関しては本書で間に合うくらい、詳細で分かりやすく解説されています。農家のみならず、消費者側も真面目に考えて欲しいですね。