白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2015年 8/28 号 追い込まれるデタラメ政権

 

週刊金曜日 2015年 8/28 号 [雑誌]

週刊金曜日 2015年 8/28 号 [雑誌]

 

┣■まずは巻頭トピック2つ『袴田事件、再審開始取り消しの恐れも』と『最大20万床、政府の入院ベッド削減構想に不安の声』が目に止まった。司法の暗黙の闇、医療現場の是正に対するせめぎ合いを改めて考えさせられた。まっそうした事態に巻き込まれないように普段から気を付けるのが一番なのだけれど・・・ 。

┣■『佐々木実の経済思考』がちょっと面白い。『人口減少社会』に対する速水融 慶応義塾学名誉教授の意見が紹介されている。「文化を成熟させる方向に社会やお金の回し方を変えていくリーダーの存在が必要だ」と説いてる。同感である。成熟社会へと一向に導こうとしない日本の政治家・官僚達。飼い主であるアメリカがそれを許してくれないからだろうか?・・・ (哀)

┣■特集の中では田岡俊次氏の『「中国脅威論」の虚と実』に同意。米中がガッチリと組めば、日本はこれまで以上にいいように扱われるだけだろう。

┣■特集とはちょっと離れて掲載されている『米帰還兵、日本の若者への連帯メッセージ』が強いインパクトを放っている。やはり当事者の言葉が最も重く響くのは間違いない。

┗■また、ろくでなし子女史の見開き漫画が掲載されていた。私には彼女は売名行為・傍迷惑な者にしか映らない。彼女はまだ「ワイセツ表現」でしか世に作品を発表・知られていないだろう。グダグダと言う前に、己の全主張をハッキリと示すべきだ。

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