┣■元【農林水産省】の作者。ゆえに、だから言い切れる『日本の農業』の問題点。前著『日本の農業を破壊したのは誰か 「農業立国」に舵を切れ』の現在版とも言えるのだけれど、二度この著書を手に取った者としては、正直申して読みづらい。
┣■鋭い指摘で説得力はあるのだけれど、もう少し読みやすく組み立てられなかったのかと思う。これは編集の問題だとも思うのだけれど、「いかに多くの方に聞いてもらえるか」が発言する側としての責務。自己満足感が強すぎるように感じた。勿体ない。
┗■個人的には助成金で随分楽している農家(兼業)を知っているので、農業部門に関しては【TPP】Come on!派。(笑) 「弱肉強食」は少し言い過ぎだけれど、真面目に取り組む者だけが食っていける世界に『日本の農業』こそ成って欲しいと願ってやまない。これが私の本音。