カメラが撮らえた 古写真で見る 日本の名城 (ビジュアル選書)
- 作者: 中井均,加藤理文,木戸雅寿
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/01/23
- メディア: 単行本
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┣■表紙カバー脇より抜粋。「 日本全国60城の古写真(幕末~昭和初期)を一挙掲載! 失われた名城の天守の姿や、復元前の雄姿を堪能でき、城郭古写真の見方・楽しみ方がイチから分かる解説も充実。現況写真と見比べられ、実際の城巡りにも最適な一冊! 」
┣■元ネタは月刊『歴史読本』で2006年1月号から全60回に渡って連載されたコラムとのこと。明治維新の『廃城令』により、ほとんどの城が取り壊される中、幕末に日本に持ち込まれたカメラによって、廃城寸前の城そのものが映し出されています。
┣■重厚でその名を馳せる(ほとんどが文章・(苦笑))月刊『歴史読本』が、その膨大な資料から古写真(幕末~昭和初期)だけを集めた本。本書は「読む < 見る」といった感じです。写真に添えられるコメントも、ちょっと他とは違った格式を感じますね。
┗■確かに最近は『城巡りブーム』で復元されるお城が増えています。最近では北陸新幹線の開通で【金沢城】などもそうですか。(庭園が主たる復元だったみたいだけれど。) これ最近流行の“カラー復元”された写真だったらば、もっと良かったかもしれないですね。幕末時でのお城の傷み具合で当時の藩の情勢も覗えそうだし。かなり良い本だと思います!